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この椅子も買い換え時かもしれない。
きしむ椅子に腰掛けながら、林水敦信は思った。
この椅子も少しのきっかけで壊れてしまうのだろう。
そう、危険な均衡の上に保たれている人間関係のように。
フルメタル・パニック’sパロディ
<簡単なアームチェア>
昼休み。校内放送をなにげなく聞いていたかなめはぎょっとした。
「繰り返します。生徒会副会長、千鳥かなめ、安全保障問題担当・生徒会長補佐官、相良
宗介の両名は直ちに生徒会室に来られたし」
放送部の女の子のかわいい声にあまりに不似合いな文章。その中に自分の名前が含まれ
ていた事に驚いたのだ。傍らにいた宗介の制服の袖を引っ張り、そそくさと教室を出ると、
生徒会室に急いだ。
かなりの力をこめて、生徒会室のドアを開け放つ。
いつもの風景。
「普通の呼び出し文を書けないんですか?!」
「何のことだね?
私は君と相良君を呼び出してくれ、と子飼いの放送部員に伝えただけな
のだが」
林水が椅子をきしませながら平然と言う。かなめは何か大事なものをひとつ失ったような気
がしたが、今はあきらめることにした。いつかは取り戻せると信じながら。
「一体なんの用なんです?
放送で呼び出すなんて」
「ふむ。実は非常に困った事態になりそうなのでね。君たち二人に頼みたいことがあるのだ。
引き受けてくれるかね?」
かなめの質問に林水が落ち着いた口調で答える。
「は! もちろ――」
一も二もなく引き受けようとした宗介の口をかなめがふさぐ。
「何をする、千鳥。閣下はこの学校でもっとも高い地位の方。上官の命令に従うのはわれわれ
下士官の義務だ」
「はいはい。それはいいから」
軽くあしらう。
「で、センパイ。詳しい事を、話してくれますね?」
「なかなかに用心深い。いいだろう。実は……」
林水の話した内容はこうだった。
今度行われる多自連――多摩地区高校自治連絡会の会議が陣代高校で行われる事になった。
それに関して、ある情報が入ったらしい。
それは多自連を構成する高校のうちのひとつ、高陵学園の生徒会長が狙われている、というもの
だった。
その高陵の生徒会長は大沢遼と言う。硬派で有名な"番長"で、一般生徒の信頼も厚い人間であ
る。しかし、やはり番長ということで不良グループを束ねる存在でもある。彼を人質にとり、陣代高
校と高陵学園の不良グループとの勢力図を書き換えよう、というのが、今回の計画者の意図らしい。
大沢が陣代高校内で拉致されれば、陣代不良グループの仕業だと高陵の不良グループは思い込
むだろう。いきおい、陣代―高陵間で諍いが起きる。それを実行するのは、取り巻きが少なくなる今
回の会議は絶好のチャンスなのである。
そこに宗介が口をはさんでくる。
「和平会議に向かう国家代表を拉致するようなものですな。和平会議ならば、護衛も手薄、と言った
ところでしょうか」
「うむ。さすがは相良君、察しがいい」
林水が心底感心したようにうなずく。かなめは正直言って、ちょっと違うと思ったのだが、話の流れ
を止めると、さらにややこしい事になると思い、黙っていた。
「今回、その計画を逆手にとって、陰謀を企てる者を捕らえることにした。
そのような不埒者を放置すれば、禍根を残す事になりかねんからな。私が提案して、多自連の各校
首脳の同意は取ってある。計画者の目星はついているのだが、確証がなくてね」
「なるほど。だから、それを今回掴もう、と」
かなめが腕組みをしながらつぶやく。
「そこで、だ――」
林水はそこで一拍間を置いた。生徒会室の空気が張り詰める。
「君たちに協力してもらいたいのだ。まず、予定を話しておこう。大沢の拉致は予定の中のひとつだ。彼
を拉致する者が、今回の計画者、もしくはそれに繋がる人物だからな。大沢君はターゲットまで我々を導
いてくれるというわけだ。
そこで相良君の役目だが、君には拉致グループの監視を行ってもらう。拉致グループにターゲットが含ま
れていなければ、必ず連絡をとるはずだ。連絡しなければ、拉致グループにターゲットがいると言う事だ。
その場合、即捕らえてくれてかまわん。そうでない場合、相良君は彼らを追跡、敵の本拠を突き止めてもらう」
かなめはその計画にかなりの不安を覚える。彼女の沈痛な面持ちに気づかないまま、林水はさらに続けた。
「次は千鳥君の役目だが、君には大沢君と共に、拉致されてもらいたい」
「えぇぇぇぇぇぇぇ?!」
かなめは肺の空気を全て使い果たして叫んだ。
「正確に言うと、大沢君がうまく拉致されるように、君が率先して捕まってもらいたいのだ。実は先ほど各校
首脳の了解は得ていると言ったが、彼はかなりの熱血漢でね。こういったことに同意してくれそうにない。さ
らに彼は空手をやっており、腕前はかなりのものらしい。相手をのしてしまう事も考えられる。そこで千鳥君
の役割が生きてくるというわけだ」
「しかし閣下、千鳥が先に捕まる事により、彼がさらに激情に駆られて、千鳥の救出に向かう可能性はないので
しょうか?」
宗介がかなり核心を突いた質問をする。熱血漢ならば、きっとそうなるだろう。かなめは思わず宗介の応援をした
くなってしまった。
「それは大いにありうる。だが打開策はすでに用意してある」
林水はかなめに向かって笑みを浮かべた。嫌な予感が全身を貫く。
「千鳥君、君が
『あたし、もう誰かが傷つくところを見たくないの……。だから争いはやめて欲しい……』
と言えばいい。哀れっぽく言えば言うほど効果的だ。そうすれば彼はあらゆる想像をして、結果として矛を収める
ことになるだろう」
嫌な予感は的中した。
「そ、それはちょっと……」
「千鳥、覚えられないなら俺が紙に書くが」
言って宗介がメモを取り出す。
「そうじゃないっ!!」
かなめのハリセンがうなり、乾いた音が生徒会室に響いた。
結局、林水になかば強引に言いくるめられ、かなめは渋々承知させられる事となった。
しかし、ひとつだけ残った疑問。それを口にしてみる。
「あたしたちが協力するのはいいですけど、センパイ自身は何をするんです?」
「私は多自連内の内偵を進めると同時に、不良グループの暴走を抑えるための折衝をする」
「え?」
"内偵"という言葉に思わず反応する。林水はかなめの疑問に答えるように口を開いた。
「うむ。今回の拉致計画には、どう考えても内部の情報を漏らす役割が不可欠だと思うのだよ。大沢君の行動を
逐一実行グループに報告する、ね」
「なるほど。内部の裏切りなしには今回の計画は成就しえないわけですな」
「そういうことだ」
言い終えると、林水は眼鏡のブリッジに手を当て、ずれを直した。
「今、計画の全貌とそれに対する我々の対応を話したわけだが、何か質問はあるかね?」
「ありません。いい結果が出るよう祈っております。
「質問はありません。でもちょっと抗議が……」
かなめの言葉を無視し、林水は宗介にありがとう、と礼を言った。
「では、各人抜かりのないように」
林水が締めくくる。宗介が退室したので、かなめも渋々その後を追った。
その日、陣代高校の会議室には、和やかな雰囲気に包まれていた。
普段は顔を合わせない面々。顔を合わせれば討論になる相手であっても、やはりそれは会議の上だけなのだ
ろうな。林水はそんなことを考えていた。
その時、会議室の扉が乱暴な音を立てて開いた。
入ってきたのは、大沢遼その人であった。その後ろに二人の男が続く。
一人は大柄な、いかにも不良と言った感じの男。ボディガード代わりだろう。もう一人は小柄な男だった。周囲を
伺うように目だけが良く動く。
直感でこの男だ、と思った。しかし、まだ確信ではない。しばらく様子を見ることにした。
討論の平行線は、一向に交わる気配すら見せない。
「休憩にしようか」
議長である林水が煮詰まる事しか知らない討論をさえぎった。
会議が始まる前同様、おしゃべりが行われる中、案の定大沢が席を立った。落ち着かない表情で退室する。彼
がトイレが近い、というのは以前から知っていたことである。
これから、この会議室からもっとも近いトイレに足を運ぶだろう。
彼が退室した直後に、携帯電話に手をかけるものがいた。さっきの小柄な男だ。
やはりそうか。林水は心の中で快哉を叫びながら、自らも携帯電話に手をかけた。番号は記憶している。
たった三回の呼び出し音。相手の反応の早さに安心する。
『もしもし? 千鳥ですけど』
「私だ。彼がそちらに向かった。あとは予定通りに」
『うはははは。わかりました……』
歯切れの悪さに一抹の不安を覚えたが、彼女を信頼する事にした。
続けて、電話をかける。
コール音が鳴り始めた。
振動が体を伝う。
宗介は早撃ちガンマンが銃を抜くように詰襟のポケットから携帯電話を取り出した。
「もしもし、こちら相良」
『彼がそちらに向かった。首尾よくやるように』
「は! 了解しました」
思わず携帯電話を持っている手まで耳から離し、"気をつけ"の姿勢をとる。
再び電話を耳に当てた時には、林水が電話を切った後だった。
ほどなくして、大沢がトイレに入った。三十分前に一度自分で入ってみたが、待ち伏せる人間はいなかった。
それ以降人の出入りはあったものの、中に入ったまま出てこなくなる者は皆無だった。一度、ものすごい形相
でトイレに入った後、出てこない人間がいたため、不審に思ったが、十分後に殊のほかスッキリした表情で出
てきた。どうやら便秘だったらしい。
一分後、かなめが姿を現した。偶然通りかかった風を装おうとしているのか、トイレの前を行ったり来たりしている。
彼女が何度目かの往復をして、男子トイレの前に差し掛かった時、大沢が出てきた。かなめに持たせた盗聴器
兼発信機の音を拾うためにイヤホンに神経を傾ける。
「わぁ?! あ、大沢センパイじゃないですか」
どうやら最初の悲鳴は本当に驚いたらしいが、それが自然さを装うのに一役買っていた。
「よお! 千鳥君だったな」
「はい。今日は多自連の会議でしたよね?
休憩ですか?」
さりげない会話。彼女には芝居臭さの欠片も感じられなかった。もしかしたら、彼女には人を騙す才能があるの
ではないか。宗介はそんなことまで考えてしまう。
その時、不審な三人組が大沢の背後に近づいてきていた。かなめが目を見張る。どうやら気づいたらしい。宗介
は安堵の息を漏らした。
その一秒後には宗介は息をのんでいた。
不審な一団の一人が上着の袖に隠し持っていた鉄パイプを振り上げたのだ。
「セ、センパ――」
かなめが声をあげた。刹那。倒れていたのは、鉄パイプの男のほうだった。
大沢の裏拳が炸裂したのだ。
「なんだ?お前ら?
こんなもん振り回しやがって」
大沢が鉄パイプを拾いながら言う。その声に、先程かなめと話したときの気軽さは微塵も感じられなかった。一
人が倒された事で、残りの二人は少なからず動揺したようだ。さらに大沢が続ける。
「阿久津ん所じゃ見ねえ顔だな。どこのもんだ?
陣代も一枚岩じゃねえってことか?」
阿久津万里は、陣代高校付近のの不良グループを取り仕切る女傑である。宗介も面識がある。
相手の三人も一筋縄では行かないらしく、倒れていた男は立ち上がり、動揺していた二人の顔には冷静さが戻っ
ていた。一定の距離を置いて大沢を囲む。
その時、かなめが走り出した。その速度は普段の彼女からすると、逃げようとしているとは思えないほど遅かっ
た。そう、彼女は捕まろうとしているのだ。意図通り、先程大沢に倒された男が彼女の肩を掴む。
「な、何やってんだ千鳥君?!
俺の後ろにいれば助かったのに!」
大沢が叫ぶ。男がかなめの首に手をかけながらすごんだ。
「ついてきてくれるよなあ?
大沢さんよ。あんたに用があるんだよ」
「俺がそんなもんに屈すると思うのか?
そんなことしても、すぐ人が来るぜ。
まあ、その前に俺がお前らをブチ殺すけどな」
宗介の予想通り、彼は一人で千鳥を助けるつもりのようだ。そこでかなめに視線を移すと、彼女は意を決したよう
な表情をしていた。その表情が遠くを見つめるようなものに変わる。
「あたし、もう誰かが傷つくところを見たくないの……。だから争いはやめて欲しい……」
その声、表情は哀れっぽく、心に傷を持つ少女のように見える。事情を知っている宗介でさえ驚くほどである。知ら
ない大沢はといえば、かなり苦悩しているようである。結果、彼は鉄パイプを放し、床にくずおれた。
宗介は、林水に連絡を入れるために、携帯電話を手にとった。
大沢が帰ってこないために、会議は始められない。皆にそう告げると彼らはそれぞれ、おしゃべりへと戻っていっ
た。携帯電話のベルが鳴る。
「もしもし、私だが」
『閣下、大沢、千鳥の両名は"無事"拉致されました追跡を始めます』
「結構。例の件は確実に実行するように」
それだけ告げて電話を切ると、すぐにまた他の番号をプッシュする。
『は〜い』
ロックミュージックの喧騒に今にもかき消されそうな声が聞こえた。阿久津万里だ。
「林水だ。少し話をしたい」
『林水?!
なんでてめえがあたしん家の番号知ってんだよ!』
「私は生徒会長だ。生徒の電話番号を調べる事など造作もない」
平然と言ってやる。
「こちらが掴んだ情報を伝える。大沢が拉致された。わが陣代高校の校内でな。
これを知った高陵の人間はどう思うだろうな? 陣代付近に勢力を持つものは誰だっただろうな」
電話の向こうで万里が絶句するのがわかった。
「君も今のバランスを失いたくないだろう。だったら、高陵の人間が文句を言いに来る前に、身を隠す事だ。こっちで
真犯人を捕まえるまではな。手はすでに打ってある」
『く……。礼は言わないよ』
彼女が唇を噛んで悔しがる姿が目に浮かぶようだ。しかし、彼女は昔気質の不良であるはずだった。それも、"義理"
や"人情"を何より大切にするタイプの。
林水は電話を切った。会議室のおしゃべりはとどまる事を知らないようだった。
宗介は今、疑問に思っていた。
(誰にも会わず、どうやって千鳥と大沢を校内から出すつもりなのだろう?)
後ろ手に縛られた二人はどう見ても怪しい限りである。誰か一人にでも見つかれば、計画は水の泡のはずだった。
どうも穴だらけの計画である。
そんなことを考えていると、いつの間にか、裏門近くまで来ていた。奇跡的な確率で誰にも会わなかったようだ。イヤ
ホンから、声が聞こえる。
「ここまで来れば、大丈夫だな。ふぅ、ヒヤヒヤしたぜ。車は、と……。来てる来てる。
これで陣代と高陵は一大決戦、ってわけだ。俺の計画も無事成功、ってわけだ」
("俺の"計画?
どうも、底の浅い手口だと思えば、自らが作戦に参加しているとは。
完全な素人だな)
宗介は稚拙すぎる作戦に、頭痛すら覚える。敵ながら、あまりに愚かだと思ったのだ。
愚か者にはもったいないと思ったが、宗介は引き金を引いた。
ゴム・スタン弾が狙いどおりに目標を撃つ。犯行グループのことごとくが背中を撃たれ、地面に突っ伏した。宗介はす
ばやく歩み寄り、三人を昏倒させる。
「ソースケ、早かったわね」
「うむ。愚か者の計画とも呼べない代物にこれ以上付き合う必要はないと思ったのでな」
意味深なやり取り。しかし、大沢は気を払っていないようだった。かなめの手を縛るロープをほどく。縛り方まで素人
そのものである。続いて、大沢のロープもほどいてやった。
「助かったぜ。あんた、面白いオモチャ持ってるんだな」
宗介のショットガンに目を向けながら、大沢が言った。
「これは玩具などではない。れっきとした――」
かなめに口を塞がれながらも、もごもごと説明を続ける宗介。大沢はそれを呆気にとられて見ていたが、すぐに我に
返った。
「いや、マジで助かったよ。千鳥君が捕まってよ。どうしようかと思ってたんだ」
「いや、礼にはおよばん。林水閣下の命で動いただけだからな。さらわれるのを目撃したそうだ」
宗介は律儀に"例の件"を果たす。
「林水?
そっか。感謝しねえとな。でも、あんたにも感謝してるぜ」
そう言って、大沢は野性的な笑みを浮かべた。
疲れた感じのかなめを気遣い、そのまま帰路につくことにした。
翌日。かなめと宗介は生徒会室にいた。
今日も林水に呼び出されたのだ。
「うむ。よく来てくれた。昨日はご苦労様だったな。感謝状は、欲しいかね?」
「いりません!!」
かなめがきっぱり断る横で、宗介がもの欲しそうな顔をしていた。
「ところで、センパイの方はうまくいってたんですか?」
「ああ、そのことだが、内通者は高陵の書記の男だったよ。なんでも、不良のトップが生徒会を牛耳っているのが気に
入らなかったらしい」
一呼吸置いて、続ける。
「さらに、阿久津万里に連絡をとり、身を隠すように言っておいた」
「そうですか。ま、あの後すぐ解決したんですから、空騒ぎみたいなもんでしたけどね」
かなめが微笑む。
「そうかね? 私はとても有意義だったが」
何のことを言っているかわからなかった。林水はその心中を読んだように答える。
「今回の事で一番得をしたのは誰かね?
それを思い浮かべて見たまえ」
不敵な笑みを浮かべる。かなめは考えをめぐらしてみた。
(今回の計画者をつきとめ、今後の不安を取り除いた。ここまでは多自連全体の利益よね。でも、大沢センパイを助け
出す事で、阿久津万里に情報をもたらすことで、それぞれに恩を売ってる。これはどう考えても……)
かなめは目の前にいる男を見やった。彼はまだ先ほどの不適な笑みを浮かべたままである。
この人にはかなわない。
かなめは一際大きなため息をつき、生徒会室を辞そうと、回れ右をする。宗介もそれにならい、二人そろって退室しよ
うとした時、背後から声が追ってきた。
「ところで、人間の関係と言うのは簡単に壊れるものだが、すぐに修復できるものだな。
まるで、ネジ一本で修理の利く椅子のようだ」
林水はそう言って、椅子の背もたれに体を預けた。
軋む音は、しなかった。
(おわり)
“遅れてきた”あとがき
どうも。まず最初にお礼を。リクエストを下さったけむさん、読んでくださったみなさん、ありがとうございます。
では、おなじみ(?)の苦労話(笑)。
今回苦労した点は、オリジナルキャラを登場させたことによる、バランスのとり方ですね。彼――大沢にどれだけ自己主
張させるか、悩みの種です。書き終わった今でもそれに関しては悩みつづけています。
次の苦労は、一応陰謀ものを想定して書いたので、事件の全貌を描いて見せなければならないことです。
まあ〜、これが行数を食うこと食うこと(苦笑)。
会話の軽妙さで話を押し進めるのが得意なもので、テンポが失われていたのではないかと危惧するばかりです。
次の5000ヒットまで時間があるので、知り合いの同人誌のゲスト原稿でも仕上げてしまおうかと思っている俺でした。
では、みなさまあでゅ〜♪(なお、同人原稿はこのページにはアップされません)